タイの旅:バンコック その2

前回のブログ「バンコック その1」の最後に書いたように、3年前から変わらず営業しているレストランを見つけて、止まらないよだれを拭いながら、感激の余り勢い込んで玄関(写真)を入りました。

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とっ、ドアにC・L・O・S・E・Dの札が。なななんと、ちょうど店がクローズドになったところだったのです。  残念、くー(モーニン、ぐー、とちがうよ! 泣いてんねんで)。昼の休憩です。女将のような人が外にいて、申し訳なさそうに「ごめんなさい」。でも、それに続けて「夜は5時から開けてますので是非来てください」と愛想がいい。 

美形のママでしたので、思わず笑顔で「必ず」と答えてしまいましたが、私のお腹は「そんなに待てるかよー!」と叫んでいました。で、「るるぶ」でガイヤーンの店を調べたら、真っ先に出てきたのが「シリチャイ・ガイヤーン」。中途半端なこの時間でも休まず営業していることを紹介記事で確認。ここから車で15分程度と読んで、タクシーを捕まえました。 ところが、15分走ってもほとんど進まず。金曜日のこの時間の交通はこんなもんだそうで、ぜんぜん走らない。ドライバーにチップをはずんで適当なところで降ろしてもらい、結局スカイ・トレインに飛び乗りました。最初からそうすればよかった。 

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バンコックではスカイ・トレイン(写真)が便利。暑い暑い屋外からスカイ・トレインに乗り込むと、一気に汗が引くほど冷房がガンガンに効いていてホッとします。スクンビット通りのフロムフォン駅を降りると、また、暑さに圧倒されます。「徒歩15分」はきついので、ここからタクシー。住所と写真からそれらしいレストランを見つけました! タクシーを降りて恐る恐る近づいてみると、改装中!? やめてやー。

思いとどまってよく見ると・・・あーよかった、手前の店でした。・・・とホッとしたのもつかの間。奥の「シリチャイ・ガイヤーン」とおぼしきレストラン、どうも様子がちょっとおかしい。 

中の様子をうかがっていると、その店のスタッフが出てきて「どうぞ」と招き入れようとする。「ガイヤーン、食べれますか?」と決死の覚悟で訪ねた質問に、「焼き肉、おいしいですよ」。 ・・・。ないよなー! ありえへん! 韓国料理店に替わっていました。こんなひどい一日があっていいものでしょうか? ガイヤーン、ナイヤーん。 

もう午後3時半を回っています。のどはカラカラ、お腹はペコペコ。とりあえず、駅前まで行けばなんとかなると思い、流しのタクシーを捕まえようとするのですが、空のが少ない。やっと止まってくれたら、行き先を聞いて乗せてくれない。近すぎるようです。確か、厄年も大殺界も終わったはずなのに。

 途方に暮れて、駅の方にとぼとぼ歩き出しました。途中から汗も出なくなってきました。暑さは依然として尋常ではないのにです。出る汗がなくなってきたのでしょう。早い話が脱水です。 

とっ、道の左手にレストランが見えてきました(写真:このときは写真を撮る余裕もなく、明くる日に取ったので暗くなっていましたが、このときはまだ明るかった)。イタリアンのようです。看板に「バジリコ」と書いてあります。

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もう、ガイヤーンにはこだわってはいません。そんな思考能力さえほとんど残っていない状況です。そこに砂漠にオアシスです。バジリコであろうがミジンコであろうが、なんでもよかばってん! 

注文を聞かれる前に、「シンハー(Singha)」(写真)と叫んでました。タイの国産ビールです。これが、こくがあってうまい。一気に飲み干してから、もう一杯のシンハーとムール貝の酒蒸しっぽい料理とピッツ・マルゲリータを頼みました。 

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このムール貝の料理(写真:撮るのを忘れたのでよく似た写真で本物ではありません)が絶品で、にんにくがよく利いて、スープが実に、美・味・で・ご・ざ・い・ま・すー

また、ピッツは、目の前で作ってくれて窯焼きしてくれます。これも美味で、偶然入ったレストランにしては大当たりでした。 あとで、現地に在住の人に聞いたら有名な店だそうで、夕方の6時―7時には列ができるとのことでした。やはり、まだ運は残っていたようです。その人の話では、スパゲティーが絶品で、ほとんどの客はそれを食べに行くのだそうです。 

これは捨て置けない話なので、明くる日に早めの5時半にもう一度行くことにしました。勢いよく「ペスカトーレ!」と注文し、もちろんシンハーも忘れません。料理が来るまでに、客は予想通り増え続け、店は広いのに、ほぼ満杯になっていました。 

期待を込めて、スパゲティーを口に入れると、なんだ! この食感は? スーパーのもろく腰のない食感そっくりで、ガックリ。店のパンフレットを改めて見てみると「ピッツ専門店」と書いてました。これから人の口は、味も話しも信用しない!

2008年7月29日(火)

タイの旅:バンコック その1

 常夏のタイランドにやってきました。♪夏、夏、夏、夏、ココナッツ♪ ♪タイ、タイ、タイ、タイ、タイランド♪ んっ? アイランドとちゃうのん? ちゃんと突っ込んでや! 

 今回は、フアヒンという、バンコックから南へ約200 kmのリゾート地で開催されるタイ消化器病学会での講演依頼を受けてのタイ入りで、タイに来るのはこれで5回目くらいになります。それでも新しい発見が沢山ありました。 

 今回は、タイを3枚におろして・・・、じゃなくてー、3回に分けてブログします。このだじゃれ分かりました? 付いてきてやー! 

 まず、真面目な話から。 

 バンコックは世界有数の国際都市ですが、医療でもツアーメディシンの最先端を走っています。タイの医療を見ると両極端で、公立の病院は裕福でない患者さん(といっても医療を受けられない人に比べるとまし)で溢れかえり、診察まで何日も待たされたり、廊下に並べられたベッドで点滴を受けるといった風景はざらです。病院も経営難で、企業などからのドネーション(寄付)で何とかやっているような状況です。

  一方、今回、学会とは別に講演を頼まれたバンコック・ジェネラル・ホスピタル(写真)は、富裕層を対象にした病院で、まるで高級ホテルのようです。誰が資本を投入しているのか知りませんが、チェーン店がどんどん増えて、現在、タイ国内に8カ所あり、アジア、中近東の国外にも進出しているそうです。まさにビジネス産業で、一部上場している一流企業に当たるそうです。

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 4つの建物からなり、総合病院、がんセンター、循環器センター、国際センターからなっています。400床と病床数は少なめですが、全部個室で平均在院日数が何と4日余りということで、一日基本料金が1万バーツ(約3万5千円)。日本の特室とそう変わりませんが、タイの物価からするとメチャ高い。一般的なサラリーマンの給料1ヶ月分くらいにあたります。ちなみに、人間ドックが3万数千バーツ(約11万円)です。

  患者はアラブ系が最近増えて3割。あの9.11.以来、欧米に医療を受けに行きにくくなって、こちらを受診するアラブ人が増えたそうですが、廊下を歩いていても、頭にターバンを巻いた、石油王か王様風の人がうろうろしていました。また、日本人も多く、日本語がしゃべれる医師、看護師を備えた日本人フロアが国際センターの2階にありました。長期滞在の日本人を対象にしているようで、英語が苦手な日本人の特徴をうまく分析しています。日本人向けに日本語のパンフレットまでおいてあるのには驚きました(写真)。

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  さて、そこの内視鏡センター(写真:入り口。私の隣の女医さんは、日本の医大を卒業しており、日本語ベラベラです。日本語で病院を案内してくれました)の、まー広いこと。検査・処置台は6つで全個室。ゆったりした回復室には10以上のベッドが(写真)。うちの師長さん、嘆きなやー。NBI(特殊光で癌などを見つける装置)やカプセル内視鏡も導入し、最先端を行ってますが、宣伝効果を狙っているところがあり、使用頻度そのものは低い! また、早期癌の内視鏡的切除はやっておらず、外科手術主体です。これは世界的に見て劣っているわけではありませんが、日本はすごい!と改めて感じました。われわれの施設では、NBIやカプセルも当たり前のようにやり、なおかつ早期癌の内視鏡的切除も当たり前だ(前田)のクラッカー(チョー古る~)ですから。 

 この宣伝効果につい乗って、タイへツアーメディシンする日本人が居るらしい。設備も診断力も日本は世界の最高峰なのに、あまりにも、日本人は日本の医療のレベル、良さを理解していないのに愕然としますね。

 さて、ちょっとおなかが空いてきました。昨日のフットマッサージが効いて、朝は日が高くなるまで爆睡でブランチ。今は午後2時です。以前タイに来たときにカフェ・ド・何ちゃらとかいう、こじゃれたレストランで食べたジューシーなチキンの丸焼き(ガイヤーン)(写真)を思い出したとたん、ブティ 

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ックの並ぶシーロム通りはホリデイ・イン近くのそのレストランに自然に足が向いていました。3年ぶりなのに、そこに思い通りのレストランがちゃんとありました(写真)。感激!  さあ、このあと何が待っているのか?

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 今日はここまで。このあとの話は、次のブログで続けます。ここからがおもしろい。思いがけないことばかり起こります。こうご期待!

2008.7.25.