名古屋の旅

だんだんローカルな放浪記になってきましたが、例の新型インフルエンザ騒ぎで海外流行地域出張禁止のため仕方ありません。

5月20日夕刻、学会参加のため、新幹線で名古屋に到着。新大阪では行き交う人々「マスク」「マスク」「マスク」。銀行強盗犯が紛れ込んでいても分からない状況です。この時点で新型インフルエンザ確定者は大阪でのべ100名。名古屋は0でした。

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翌日タクシーで国際会議場まで移動。運転手さんと「ひつまぶし」の話で盛り上がったのですが・・・。「ところでどちらからお出でになりました?」の質問に「大阪からです」と答えた瞬間から重い空気に。大阪の人間はばい菌かえ!

騒ぎすぎ、とは言っても、100年前のスペイン風邪はいざしらず、最近ではサーズで大騒ぎになったばかり。軽く見るより安全なことは確かです。

さてその「ひつまぶし」。「ひまつぶし」に見えてしまいますね。実は、板前さんが本当に「ひまつぶし」に、うなぎの端くれを包丁で叩いてきざんで、まかないメシにしたのが始まりだそうです。その「ひまつぶし」をシャレで「ひつまぶし」と名付けたらしい。

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 ところで日本3大名城ってどこか知ってます。諸説あるそうですが、名古屋城と熊本城は入ってます。あとは大坂城か姫路城。私は姫路城が1番に来ると思ってましたが違いました。そこで、名古屋城まで散歩してきました。

 西側の公園側から入っていくと、立派な武将の彫像がありました。当然、織田信長や、と思いきや、なんと加藤清正。なんで? 加藤清正いうたら熊本城とちゃうん? 織田信長は嫌われてるンかなー。

ちゃうちゃう、加藤清正は尾張名古屋の生まれで、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)を慕い、家臣として仕えたそうな。それでまず名古屋城築城の指揮を執り、そのあと熊本へ藩主として送り出され、熊本城を築城したらしい。してみると大坂城も。あー、それでか。城造りの名手、加藤清正の機能美あふれる創造物三名城いうこっちゃ。

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種子島の旅

今頃はシカゴについて、名物の厚手のピッツアでもほうばっているころなのに、例の新型インフルエンザ騒ぎで出張禁止になりました。ウイルスを持って帰ってこようものなら犯罪者扱いされかねません。といってもいま時分は、大阪の方が危険地域と見なされているので、向こうから「来るな!」と言われるかも。

そこで、今年の1月に行った種子島の放浪記を書いてみます。ちょうど、ものづくり東大阪町工場の夢を載せた人工衛星「まいど1号」の打ち上げ前日に種子島に到着しました。

1月というのに、それほど寒くもなく、海の香りを楽しみながら散歩していると、家の前に「いも」の袋詰めが大量に積み上げてあるのを見つけました。捨ててあるはずはないなと思いきや、そこは八百屋さんでした。

よく見ると「安納いも」と書いてある。焼き芋にするととろけそうな甘いさつまいも。20個ほど入っていて1000円ほど。何と安うー。道路の道しるべに「安納」という文字があったので、この地域で採れる「いも」がかの有名な「安納いも」であることに思い至り、思いがけない出会いに感動しました。annoh-potato1.jpg

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 道しるべの「安納」の方向に坂を上っていくと、「鉄砲館」に行き当たりました。そうか、ここに伝来したんだった! ポルトガル人が島主の目の前で飛ぶ鳥を射落として見せ、その威力に驚いたそうです。島主の娘は絶世の美女で、ポルトガル人の妻となり、鉄砲の製造技術が日本に導入できたそうな。絶世の美女は歴史を変えますねー。

 天候が怪しくなってきたので宿に帰ろうとしていると、西之表市役所の看板が目に付きました。「ロケット打ち上げ予定 1月21日(水)」。間違いなく明日です。歩き出そうとしたとき、なにかひっかかるものがありました。「んっ?」と看板を見直してみると、「予定」の下にえらいことが書いてありました。「予備日 1月22日~2月28日」。なんで1ヶ月以上も予備日やねん。

 その日はしけでした。打ち上げ中止は前日の寿司屋で知りました。よくあることのようです。そう簡単にはいかないとは思ってましたが、宮本むなし、です。

 3日後(だったと思います)、ニュースで打ち上げが報じられ、人工衛星「まいど1号」の発案者でものづくり大使、青木社長の潤んだ眼が大写しになっていました。

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