シンガポールの旅―ふた旅

シンガポールへは二度目の旅です。

9月も末となり、日本はめっきり涼しく秋らしい気候になりました。ところが、赤道近くのシンガポールはやはり暑い! 30℃を超えています。なんでわざわざ涼しくなった日本を離れて、そんなとこへ行くの? 学会だから。がっかい(り?)した?

ところで、街のど真ん中に、いたるところにフェンスが・・・。何かと思えば、数日前にF1グランプリがこの地で初めて行われたそうです。モナコ・グランプリのように、市街地を時速300キロ近くで走るスリル満点のレースです。そのためのフェンスです。それにしてはちゃっちぃ感じがしますが、ここをギューン、ギューンとセバスチャン・ベッテルが快走したんでしょうね。小林可夢偉はペナルティーを受け、14位に沈んで残念でした。

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3年前(20086月の本ブログを参照してください)から、かなり街の様相が変わってきてるのに気づきます。街が綺麗なのは前から変わりませんが、何より建物がどんどん建っているのに驚きます。日本でも、SMAPが出ているコマーシャルで話題を読んでいるマリン・ベイ・サンズ(写真)もそのひとつ。間近で見るとびっくりします。でっかい船が3つのタワーホテルにまたがって、てっぺんに乗っかっている構造は、すごいアイデアですね。中はプールで、外を見ながら泳げます。

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次に驚くのは大観覧車 シンガポール・フライヤー(写真)。大きさは世界最大だそうですが、一つの籠というか、ボックスがハンパじゃない。向かい合わせで4人とかのイメージを浮かべてしまいますよね。初デートで観覧車に乗る目的はだいたい同じ(かな?)。係員さんも心得ていて、4人を無理につめ込むようなゲスなことはしない。で、てっぺんにさしかかったことを見計らって、チュってか~。あ~、ハズカシーィ。遠い昔の話なのに。

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でも、この大観覧車では、そんなことはできない。一周するのに30分もあるのに? てっぺんは165メートルでどこからも見られへんでー。そんなことはない。一つの籠に優に30人は乗れます。おまけにテーブルまであって、食事などもできるのです。すぐ海なので、海産物が新鮮でおいしい。あっ、お皿になにか載ってる。揚げ物みたい。エビのフライヤー! 

それにしても、シンガポールは「虎」やね。まず、タイガー・ビール(写真)。ちょっとうすい感じ。やっぱりプレミアム・モルツが一番やー。「一番やー」、というとタイガーズ。あれはコマーシャルでの話。実際はビリッケツに近い。真弓があかん。ブレブレや。応援も「ブレー、ブレー」になるわ。って、いつまでもボヤかない。はい、次はタイガーバーム(写真)。塗れば何でもたちどころに治る。ガマの油みたいなもんですな。エー!、ガマの油、知らんのーォ。

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じゃ、教えたげよ。昔、縁日や公園の広場などで、人だかりができたら、だいたい、ガマの油売りがパフォーマンスをやってたんや。まず、どうやって作ったかから始まる。ガマガエルから取るらしいが、取りかたは、ガマガエルを鏡張りの箱に入れる。すると、周囲の醜いガマガエルに驚き、威圧されて冷や汗を「たらーり、たらーり」(口上での言い方)と流す。このあぶら汗を集めて軟膏にする。てなことです。

それで、軟膏の効果を示すために、まず、刀がよく切れることを、和紙を何枚にも切って見せつけます。そのあとその刀で、自分の腕を切って見せる(実は、切れない部分で切ったように見せる)まで、延々としゃべり続けるのがミソ。まだかまだかと思っているうちに、すぐ30分は経っています。でも、最後まで見たくなるのでオシッコにも行けない。で、血が出てる傷口に、ガマの油から作った(らしい)軟膏を塗ると、なんと、ただちに跡形もなく治るのです。あとで、まやかし(手品?)と気づくのですが、もう軟膏を高い値段で買ったあと。「だまされた!」と思っても、あとの祭り。えらい、話が逸れまくりや。

で、タイガーに戻ると、タイガー・ウッズもかな? いやいや、母親はシンガポールではなく、確かタイ人です。シンガポールは「虎」やね、と豪語した割には、たった2つだけ? そうや! マー・タイガーがあるやん! あっ、あれはマー・ライオンか。シンガポールのシンボルでんな。水を吐いてる、魚の体をしたライオンです。顔が酔っぱらいのおっさんみたいで、どうみても、ゲロを吐いてるようにしか見えへんな。写真のカップル危なそう。かぶらんように注意せな。

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 続いて、グルメを少し。「ゲロ」の話の前にして欲しかったってーぇ。もう遅いですー。

  シンガポールは中国系が8割を占めるので、中華風が多いですが、国籍のないような料理ですね。で、喜臨門大飯店(写真)に行きました。ペーパー・チキンで有名だそうです。どんなチキン? 紙のように薄いのかなー。

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なんと、薄紙に包んで揚げてあるみたい(写真の手前のチキンは、紙を半分剥がした状態。向こう側のは紙で覆われている状態)。油で滲んだ紙を破くと、中からフワフワ、ホカホカのチキンが!程良く揚がっていて、しかも油がほとんど染み込んでないのでもたれない! 隣の写真が揚げ出し豆腐(みたいな)。タレが絶品。みんなでビール、紹興酒を山ほど飲んで、ひとり3千円程度。やっすー。

続いてまた中華。あきんなー。誰がアッキーナやねん。そんなエエもんかーネーション。ってわけのわからんことゆーてる場合やない。

今度はCrystal Jade(翡翠:ひすい)というお店。ここも大衆的。味はかなりイケてます。北京ダック(写真取るのを忘れた!)は、4人で一匹頼みました。でかいダックを持ってきて、見せながら「どうする?」「こっちで切りましょうか?」というのです。で、当然、「お願いします」というワナ。これが「ワナ、ワナ、ワーナに落ちそ~ウォ~」(ザ・ピーナツのヒットソング。知らんかなー)の罠(わな)だったみたい。

持ってきた北京ダックは、長四角の皮が8切れほど。どうみても半分は別の客に出してるでー。やられた! 北京ではちゃんと目の前で切ってくれたし、日本では必ず目の前で切ってくれる。しかし味は良かった。それから、ブタのチャーシュー二種類も(写真)。向こう側のは、アマダレのよくあるタイプで、これも美味だが、とくに、手前の白いヤツは、皮がパリパリで身がジューシー。この組み合わせが絶妙。ブタ一匹見せて、この量では見破られるので、さすがにそれはしなかったわ。今度、北京ダックを頼むときは、「私が切ります」と言おう。

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