ベトナムの旅 ~ハノイ・ホーチミン

  縦長の2000 kmにおよぶベトナムは人口8000万人。年齢構成は完全なピラミッド型。若い人がやたら多い活気に満ちた国です。関空から4時間半で首都ハノイのノイバイ国際空港に着くと、案外小さい。まさに発展途上国という感じで、成熟してきたタイとは趣が違います。ホテルまでのタクシーで、インドネシアやタイと似た雰囲気を感じるのは、何と言ってもバイクの多さ。まるでハエのように群がり、車スレスレに横切っていきます。交通事故がどの程度発生しているか、誰に聞いても知らないが、病院では外傷が後を絶たないらしい。 

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<バイクの群れ>

160年もの歴史を持ち、ベトナムで最も古いハノイ医科大学を訪問し、医学部間の調印式を行いました。時は2013614日。気温31度と大阪と変わらないが、もっと暑い感じ。気候から来るのか、人のキャラクターはゆるキャラ風。迎えに来てくれた、シャキシャキ感のある女性(ハノイ医科大学国際センターの秘書)は、かえって浮き気味になってました。

 

ハノイ医科大学の訪問記は大阪市立大学医学研究科のホームページで見ることができます。

URL:http://www.med.osaka-cu.ac.jp/med/index.shtml

のトップページNEWSの2013.7ベトナムのハノイ医科大学、ホーチミン医科大学への訪問について を参照ください。

さて、ここからはグルメでないとね。典型的なベトナム料理を賞味しました。シーズンズ(?)という白亜の上品なレストランで、国花の蓮の花が、通路の池にいっぱい浮いていました。2階へ上がるとゴウジャスな絵画が壁にそれとなくかかっていて、上品な感じです。

さー、出て来ました。ソフトシェル・クラブの唐揚げ。殻のまま食べられて、おいち~! 次に春巻き。生春巻きは独特。香草が効いています。揚げ春巻きもパリっとしていて美味すぎ~。川エビは身がメッチャ甘い。冷凍技術が発達していないせいか、取れたてを料理する習慣らしく、素材が新鮮なのでかえってハズレがない。いい国です。人々も親日家でもあり、ニコニコ笑いかけてくれます。男性からだと引いてしまいそうになりますが、可愛い子なら、自分に気があるのかと勘違いしてしまいそうです。やれやれ。

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<春巻き。左が生で、変わってて美味。右は定番の揚げ春巻き>

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  <エビ嫌いの私が「甘い」と絶賛>

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   <ごった煮スープみたいなのがでりゃうま>

食べるもんを食べたら、ホーチミンに飛びます。約2時間の旅。これが、関空からハノイに飛んだ国際線より新しく、しかも大きい飛行機で、乗客も多い。席も、国際線のビジネスは狭く、リクライニングも新幹線よりまだ倒れが少ない。一方、この国内線は座席がフラットになるのです。もったいないから、フラットにしてビールを飲んでると、むせ返って死にそうになりました。田舎もんみたいなことは、せんほうがいいです。

ホーチミンは人口800万で、ハノイより多い。ベトナム戦争が終わるまではサイゴンと呼ばれており、今でも「サイゴン」の文字はいたるところにあります。泊まったホテルも「日航サイゴン」。そういえば、反戦歌手で有名だったジョーン・バエズが「サイゴンの花嫁」を、憂いのある歌声で歌っていたのを思い出します。森山直太朗のお母さん、森山良子さんが“和製ジョーン・バエズ”と言われていたのを知ってますか? なに? 直太朗のお母さんだっちゅうことも知らんかったって? 

ホーチミンは、ハノイより1000 kmほど南にあるのでもっと暑い。水を持って歩かないと脱水になります。私はビールを持って歩いてますが・・・。ハノイはハノイビール(そのままやん!)が一番の売れ筋ですが、ちょっと薄い感じ。ハイネケンのようかな? ホーチミンにはサッポロビールの工場があり、これが一番です。

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<ハノイ・ビール>

ここでは、「ソン・グー」という、やはりベトナム料理の店に行きました。泊まっている日航サイゴンから近くです。シャコが半端じゃありません。身長20 cmはあります。これを、ニンニクと絡めて唐揚げにして出してくれます。身が柔らかくて甘い! 今が旬らしいですが、日本にあるシャコとは全く違います。手長エビもでかい! 味噌がたっぷり。とろ~。美味です。

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<レストラン「ソン・グー」の入り口>

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<蓮の実、おいしい! 蓮はベトナムの国花です>

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<ソフトシェル・クラブの唐揚げ。めっちゃうまい!>

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<ボイルしたエビ。まず、背中の殻を噛み破ってミソをチュッチュと吸ってから、おもむろに殻を剥いて身を食べるのです>

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<シャコの唐揚げ。でかい! また、食べる前に撮るの忘れた。サイズだけ復元>

次の日、フォー(原材料がお米のうどんのようなヌードル)を食べたくなったので、ノートルダム寺院でお祈りしたあと(クリスチャンじゃないけど、ホーリーな気分だったので)、昼めしどきで、お腹が空いてきたので、歩いていけそうなフォーン・カットゥーンという店を目指しました。暑い中、水も持たずに歩いていたので、脱水状態です。

 

人力車のおじさんが、親切にも「この場所はあっち、あっち」と指をさすのです。そのあと「お金くれ」みたいなことを言ってるので、知らん顔して近くのホテルに入りました。ホテルなら教えてくれそうで。フロントで可愛いお姉ちゃんに聞くと、わざわざ玄関まで連れて行ってくれて、向かいの店を指差すのです。「ミエン・カットゥーン」という名前の汚い店です。 私には見えんカットゥーン。しーん。みな冷たいね。

で、話を戻して、「名前が違う」というと、両手のひらを前に押し出すような仕草で「どこでもいっしょ」という意味を示しているのか、行け行けと示しているようでした。行くふりをして、お姉ちゃんがすっこんだ隙にタクシーに乗り込みました。美味しそうでしたが、あまりにも衛生が悪そうで。

タクシーは、本当はホテルの前で乗ったほうがいいのですが・・・。ホテルだと、ボーイさんが行き先を聞いてくれて、運転手に伝えるとともに、「この運転手がぼったくりを働いたらここに連絡を」みたいなカードをくれます。

フォーを食べたかったので、「フォー」のつく店を探しました。ありました。クリントン前大統領も来たという「フォー・コー」という店です。勢い込んで店に入り、まずビール、ここのドメスティック・ビールの「サイゴン」を頼み、おもむろに「フォー」というと、「Four people?」とトンチンカンな答えが。「いやいや、ヌードルのフォー」(何のために「フォー」の付く店を探してきたとおもってんねん!)。と、意外な答えが。「うちの店ではフォーはメニューにありません」 えー、どういうこと~。

 

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<ところが、出てくる料理は最高! これはうなぎで、こってりしてジューシー。肉太です>

 

 

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<手長エビ。川エビだと思います。ミソが絶品!>

 

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<ピリ辛春雨。でかいカニ爪と煮込んでて、これも絶品>

 

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<皿に移してパクパク。手で食べるんよ>

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<スープもピリ辛で野菜たっぷり>

ウエイターさんが、メモ用紙を持って来ました。「Pho」と「Pho」と書きました。一緒じゃん! と思いきや、ちょっと違う。「o」の上に小さな「?」と「^’」が。要するにアクセントらしい。「?」はフォー↗と質問のように上がる。「^’」はフォー→とそのままォーと伸ばす。これで全然意味が違うらしい。「?」のフォーは、それこそ麺。「^’」のフォーはなんと「いにしえの」という意味でした。今居る店は「昔の町」という名前になるそうです。「フォー」違いで飛んだ店に入ったと思ったのですが、出てくる料理がこれまた美味。すばらしい勘違いが生んだお年玉といったところでしょうか。フォー・マイ・ゴッド! 意味がわかりません。

 

2013年6月